時として、骨肉の争いとなる相続。そして、相続によって、家族が争族となり、疎遠になってしまうケースも多く見受けられます。
「うちの家族はそんなことはない!」「家族の中はいつも良いから大丈夫!」と思っていませんか?
そんなご家族が最も危ないんですよ?今まで揉め事が少なかったことは何の保証にもなりません。
相続のご相談で最も多いのは、相続財産の中に相続人となる方名義の自宅が含まれるケースです。
ご承知の通り、不動産そのものを2つや3つに割ることは出来ません。しかも、お金にはすぐ変えられません。
さらに、不動産以外に、相続財産が無かった場合、遺されたご家族はどうなるのでしょうか。
民法では、相続における遺留分、つまり、遺産相続人に最低限保障される遺産取得分が定められています。これはとても強い権利です。ですから、「一緒に住んでくれたから」「長く介護してくれたから」「いつも相談に乗ってくれたから」…そういったあなたの想いを確実に伝えたいのなら、なおさら事前の相続対対策が必要です。
遺留分を考慮した上での相続対策をしておかなかったがために、遺されたご家族が争族になるケース…多いのです。