「必要なもの」と「欲しいもの」を上手にやりくり

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モノを買う時に考えることは「必要かどうか」。
では「欲しいもの」はどうするの?
同じお金を使うなら、考え方にもメリハリをつけて賢くやりくりしましょう。
全部を我慢することはありません。やっぱりご褒美は必要ですもの!

目次

「ムダ」を「必要なもの」に変換させよう

何かモノを買うときに大切なことは、取捨選択です。
あれもこれもと全部買えるわけではありません。
必要なもの(Needs)を優先させて、ただ欲しいもの(Wants)は我慢する。
でも、実践は意外と難しいですよね。
理解していても、実際にできるとは限らない。私もそうです。

これを「できること」に変えるには、常にどんなことにも意識を向けるよう心がけることが大切。
すると、それまで「ムダ」に思えたことにも重要な意味が見つけられます。
今までムダだったこと(Wants)が、必要なこと(Needs)として働き始めるのです。

例えば外食。
とかく外食費は「家計節約」の場でムダなお金に思われがちです。
しかし考え方によっては「家庭にとって必要な、大切なもの」と受け取ることもできます。

家族一緒にする食事は一家団欒の要。
それは外食であっても同じですよね。
確かに自宅で料理するよりも金額的にはかかるかもしれません。
でも、外食をすることで家族全員が「明日からまた頑張ろう!」という豊かな気持ちになり、
元気が湧いてくるならば、それは家族のために「必要なこと」です。

一見ムダに見えることにも必要性を見出し、そこに意識を向ければ、それはもうムダではなくなるのです。

しかし、必要とは言っても、オーダーした食事を待つ間、
それぞれがスマホでメールやゲームに夢中になっていませんか?
それではやはりムダのまま。

食事が運ばれてくるまでの時間は全員がひざを突き合わせられる貴重な時間なのですから、
家族で会話する時間にしましょう。
それにスマホをいじったり、ところ構わずゲームをすることはTPOの面からもマナー違反。
自分を律するための行動ルールを子どもに教える機会にすれば一石二鳥です。

このように、目的を決めて行動に移す意識が生まれれば、お金を使って作った時間を有効活用できるはず。
少しの意識と心がけで、一見ムダと思えることの中にも必要性を見出せます
案外簡単ですよ。

子どもの「買って!攻撃」をムダ遣いにしない

「このムダを何とかしたい!」と頭を抱える事柄の中で上位に挙がるのが
「子どものお菓子代」ではないでしょうか。

買い物に行くたびに繰り返される「お菓子買って!」「一個だけよ!」という親子のやり取り。
私にも身に覚えがあります。
しかも子どもが欲しがるのは、お菓子付きおもちゃと言われるようなものばかり。

これは「必要なもの」ではなく「欲しいもの」でしかありません。
しかし買い物のたびに買い与えてきた今までの習慣を突然やめようと思っても、子どもは納得しません。
それを理解させるために、今まで以上に親はイライラしてしまいます。
実は私もそうでした。

わが家は子どもが3人。
一人100円でも、毎回300円の出費です。
最初は「おとなしくしていたご褒美」程度の気持ちで買い与えていましたが、徐々に習慣化。
辞めさせるには、子どもが自ら納得できる理由が必要でした。

そこで考えあぐねた末、
「子どものムダ遣い、と思うからストレスがたまる。
これまでかかっていた出費ならば、教育費として考えてみては?」
そう気付いたのです。

その後、子どもたちにお菓子をねだられると
「100円あげるから、それでお菓子を買いなさい。
でも、それを我慢して貯金したら欲しがっていた〇〇が買えるよ」とアドバイスをしました。
これが、わが家で言う「我慢貯金」
ストレスのたまるムダ遣いが、子どもたちの金融教育に変身というわけです。

出費は今までと変わらないまま、子どもが自律するためのトレーニング費に変わったのです。

外出費用も教育費になる?

もうひとつ、別のエピソードをご紹介します。
わが家の子どもたち(当時、小学生と中学生)は、3人とも仮性近視でした。
そのため視力回復トレーニングに週一回通院していました。
保険適用だったので通院費用は1人500円程度。
しかし、それよりも大きな出費が交通費と外食費でした。

病院へは電車で片道1時間かかり、交通費は4人分で約3000円。それにプラス外食費です。
4人ともなると、これが結構な金額になりました。
肝心の通院費以外の金額が大きく、最初はとてもストレスがたまりました。
トレーニング機器をレンタルしようかとも考えましたが、治療のためにやはり通院が必要です。
そのため、付随する交通費も食事代も「必要なもの」だと割り切ることにしました。
そしてその意味を、もう少し前向きに考えてみたのです。

普段の生活(子どものが小中学生)において、当時のわが家では電車の利用がまだほとんどありませんでした。
そこで、交通費は電車を利用する際の「マナー訓練費」にしました。
「車中では大声で話さない・ふざけない・ケンカをしない」などの基本ルールを理解していても、
やはり子どもです。
わかっていてもできていないことがありました。
それを理解するための「野外実習マナー訓練」といったところです。

また、一人で電車に乗る練習にもなりました。
とはいえ、今は何かと物騒な世の中ですから、最初は親が黒子に徹し、
何回か通ったことのあるルートを子ども自身に先導させます。
わからなくなっても振り向けば少し後ろに親がいるわけですから
すぐに確かめることができるので子どもは安心できます。
親が一緒のときこそトライさせてみましょう。

切符の購入(Suica等をつかってもいいですが、あえて券売機で切符を買うという基本を教えるため)、
乗り換え、目的地への最寄り出口を探す、などいろいろ教えることができ、自分でも考えるようになりますよ。

通院先での食事は、思春期の子どもと向き合う「対話の時間」にしました。
特に長女は中学生だったので、最初は親の干渉を何かと嫌がる年頃でした。
家では面と向かって話し合えなくてもカフェでアイスクリームを食べながらだとポツリポツリと話をするもの。

他愛のない会話の中にこそ、子どもの意外な本音が垣間見えたりしたものです。

こういったことは「外出先」という普段とは違う特別な状況だからこそ、可能なことだと思うのです。
この週末の通院+αは、子どもたちと密接に過ごす重要な時間、
つまり私にとって「必要なもの」になっていたのです。

頑張った自分にご褒美を!

ムダな出費を抑え、節約を心がけるのは大切なことです。
でも、がまんばかりが続くと疲れてしまいますよね。
お金は「生活を楽しむため」にも使うべきもの。

いつお頑張っている自分にささやかなご褒美をあげることもたまにはいいのでは?
月に1回大好きなお店のケーキを食べる、映画を観に行く、新しい服を買う…等々
それぞれのご褒美を決めて、自分で自分を褒めましょう。

それが明日からの活力になるのなら、
あなたにとって、そして家族にとっての「必要なもの」だと言えるからです。

イオン有料会員誌『MOM』連載記事を加筆修正   画像:craftbeermania(写真AC)

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